宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち。予備知識と感想・組織編

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ヤマト2202が劇場公開されたので見てきました。前作宇宙戦艦ヤマト2199が宇宙戦艦ヤマトを現代的な解釈でリメイクして面白かったので期待してました。僕自身もヤマト2はヤマト作品の中でも一番好きな話なので期待は膨らみますね。

ヤマト2199は総監督・脚本が出渕裕でした。出渕氏はリメイクは難しいと思われたヤマトをうまく仕上げてヒットさせました。ヤマト2202では監督が羽原信義、シリーズ構成が福井晴敏となってます。でもそれ以外の多くのスタッフは2199から引き継いでるので続編として楽しめます。

宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たちは旧作のヤマト2(劇場版・さらば~含む)とどう違うのかもふくめて2202を見た感想を書きます。

さらば・ヤマト2は2201年の設定でしたが、2202では年代が変更になってます。シリーズ2作目なので”2”を強調したいのと、ヤマトが戻ってわずか1年でヤマト2の世界に復興したのはおかしいという理由のようです。

 

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宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち 予備知識

ヤマト2とは違う地球とガミラスの関係

2199が旧作のヤマトと違う終わり方をしたので2202の世界もヤマト2とは違う始まり方をしています。2199ではガミラスは大小マゼラン銀河を支配し、銀河系も攻略しようとした強力な軍事力を持つ勢力でした。2202開始時点でもその勢力は存在しています。

ちなみにガミラスはさらば~ではデスラーとタランを残して滅んだ勢力、ヤマト2では残党が生き残っていて彗星帝国と同盟して地球に復讐を考えてるという設定でした。

強力なガミラスが残ってる世界で地球はどうするのか問題になります。2202では単純に第二次大戦後の日米同盟の関係を地球とガミラスの関係に置き換えているようです。地球とガミラスは同盟している。そして新しい敵がとランティスと戦っているという設定です。

ただ、ガミラスとの戦いで地球の人口が3分の1にまで減ってしまった地球としては、すんなり同盟を受け入れるわけにはいかないと思うのです。地球の住民がどう思ってるのか描写はありませんでした。かろうじて劇中では”ガミラスは出て行け”という落書きがあったくらい(それもすぐに消される)。

日本の場合は戦争で負けて占領されたから対戦相手国に従うしかありません。でも2199では地球はガミラスに負けたわけではないから支配を受ける必要がない。ガミラスはデスラーという独裁者がいなくなったので戦争を続ける必要性がない。そんな世界で同盟する必要があるのかは難しいですよね。

ただし、ガミラスは強大な力を残したままです。地球としても敵対するわけにはいかない。また攻めてこられたら次も防げるとは限らない。なんとか友好関係を保って攻撃されないようにする必要はある。だから同盟してる。そんな難しい状態でしょうか。

amazonビデオより(本編視聴は有料・予告編は無料)

 

 

新しい敵ガトランティスはなんなのか?

ヤマト2の敵は彗星帝国でした。彗星帝国というのは地球側の呼び名。正式名称はガトランティス。ズォーダー率いる大軍団です。2202でも同じです。2199でもガトランティスの兵士や部隊は出ていましたが正体不明の蛮族みたいな扱いでした。2202では本格的な登場です。ホビージャパンに載っていた福井晴敏氏のインタビュー記事では、ガトランティスがどのような組織で何を考えて戦争しているのか。その辺を掘り下げて表現するようです。

2199でもガミラスには国民がいて軍隊や政治を行う人達がいる国家として描かれていました。その流れでいうと彗星帝国もただ地球侵略してくる宇宙人では物足りないですよね。第1章ではまだどんな組織なのかはわかりません。ヤマト2同様に母星が宇宙を移動することは確かです。第1章ではガトランティスの艦隊はテレサの星を攻撃していました。でもいまいち意図は不明です。ズォーダーは「愛が必要だ」とか言ってました。ズォーダーの言う「愛」がなんなのか。なぜテレサを狙う必要があるのか不明です。今後明らかにされるのでしょう。

ガトランティスの主力となる巡洋艦ラスコー級

ヤマト2202に登場する地球連邦軍

ヤマト2202では地球側の組織は”地球連邦”になってます。2199では”国連”でしたが、連邦になったようです。

ヤマト2でもガミラス戦後に地球連邦が発足してました。地球連邦が保有する軍隊が地球防衛軍です。2202では地球防衛軍ではなく地球連邦軍と呼ぶようです。

ヤマト2では地球防衛軍の偉い人たちは融通の利かない物わかりの悪い人たちの集団みたいに描かれました。2202ではさらに腹黒い人々になりそうです。福井晴敏が脚本を務める作品ですから地球連邦は陰謀を企んでそうな組織として描かれそうですね。

その代表が”波動砲艦隊構想”。2199で沖田館長はテレザート星のスターシャに「今後は波動砲を使わない」と約束しました。ガミラスも波動砲は使用していません。デスラー砲も波動砲と同じ原理でした。2199では開発には成功していました。イスカンダルを崇拝している現在のガミラス人はデスラー砲を使用していないようです。でも地球連邦は「いち館長の口約束で地球の意志ではない」としてあっさり反故にします。そして波動砲搭載の船を作って艦隊を作ろうとしています。

 

期待と不安の入り乱れる宇宙戦艦ヤマト2202ですが、やはり旧作のファンとしても見ないわけにはいきません。期待するからこそ、つい書いてしまいます。第2章以降がどのようにリメイクされるのか楽しみです。

第1章はヤマト2とは別物のような内容でした。第2章からはヤマト2をほうふつとさせる内容になるようなので旧作のファンも楽しめるかもしれません。

第2章「発進編」は2017年6月22日公開です。

 

 

ヤマト2202第1章 ブルーレイ

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