機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズに登場するガンダムは悪魔の名前からつけられています。魔術書レメゲドンに書かれた古代ソロモン王が使役したという悪魔は72体。それぞれがガンダムフレームの機体の名前に使われているんですね。
レメゲドンにはソロモン王が使役した悪魔が書かれています。レメゲドンの第1部ゴエティアに書かれていることからゴエティアの悪魔といわれることもあります。
この悪魔のイメージが現代人の考える悪魔の元になってるとも言われます。ソロモン王は強い魔力を使って悪魔を下僕として使ったと言われますが、それぞれの悪魔は強大な力を持つ恐ろしい存在です。ガンダムフレームは強大な力を持つと同時に危険でもある悪魔的な存在ということなのかもしれませんね。
ガンダムフレームに使われてる悪魔を調べてみました。
ガンダムとゴエティアの悪魔の名前一覧
悪魔には地位があります。
名前 | 英語名 | 地位 |
バエル | Bael | 王 |
バルバトス | Barbatos | 公爵 |
グシオン | Gusoin | 公爵 |
アスタロス | Astaroth | 公爵 |
ウヴァル | Uval | 公爵 |
フラウロス | Flauros | 公爵 |
キマリス | Kimaris | 侯爵 |
地位の高さは王>公爵>侯爵となります。
バエル(Bael)
バールといったほうがわかりやすいかもしれません。ゴエティアでは序列が1位の悪魔の王。戦いに強い悪魔と言われます。猫、ヒキガエルの姿を持つと言われます。古代神バールと同じだと言われることもあります。
第2期後半登場。ガンダムフレーム最強の機体なんでしょうね。
バルバトス(Barbatos)
オルフェンズでは主人公の乗るガンダム。
悪魔では序列8位。狩人の姿をしていると言われます。かつては天使だったとも言われます。
グシオン(Gusoin)
オルフェンズでは敵メカとし登場。後に鉄火団に渡り昭宏の乗るグシオンリベイクに改装。
ゴエティアでは序列11位の悪魔。グソインともいいます。体格のいい男の姿か、猿の顔をした人間の姿をしていると言われます。現在・過去・未来の知識を持つと言われます。
劇中でグシオンが最初丸々としていた姿をしていたのは体格の良さを表現していたのかもしれません。グシオンのパイロットがマッチョなのもゴエティアの悪魔からヒントを得てるのかもしれません。
アスタロト(Astaroth)
オルフェンズでは外伝の主人公機。
アスタロス、アシュタロスという言い方もします。さまざまな伝承に出てくる有名な悪魔。そのせいかアニメや創作の世界ではよく使われる名前。ゴエティアでは序列29位。ルシファー、ベルゼブルと並ぶ地獄の支配者と言われることもあります。
ゴエティアではそれほど有力な悪魔として扱われてはいませんが、他の伝承では悪魔の中心的なかなり強力な存在とされることもあります。外伝の主役機の名前になったのもそのせいかもしれません。
ウヴァル(Uval)
オルフェンズでは2期で登場予定の機体。
ゴエティアでは序列47位。かつては能天使でした。ヒトコブラクダや人間の姿をしていると言われます。愛をもたらす力があるとされます。
フラウロス(Flauros)
オルフェンズでは2期で登場予定の機体。火星で発掘され鉄火団が使用します。
ゴエティアでは序列64位。豹の姿をしていますが人間の姿になることもできると言われます。召喚者の敵を焼き尽くす力を持ちます。
火力重視のガンダムの名前なのも納得です。
キマリス(Kimaris)
オルフェンズでは1期に登場。
ゴエティアでは序列66位。馬にまたがった騎士の姿をしていると言われます。
キマリスが騎士風の姿をしてたり、四本足形態になるのはそのせいかもしれません。
ヴィダール(Vidar)の意味
ヴィダール(ヴィーザル・Vidar)だけはゴエティアの悪魔ではありません。北欧神話の神です。フェンリルを倒し、ラグナロクでも生き残った数少ない神です。なにやら暗示的ですね。
オルフェンズのヴィダールはガンダムフレーム。つまりどれかのガンダムフレーム機体を改修したものなんでしょう。だからヴィダールは仮の名前。その正体はうすうす感じてる人も多いと思いますが、キマリスなんでしょうね。
グリムゲルテ(Grimgerde)の意味
ちなみにヴァキュリアフレームの機体は悪魔とは違うものから名前をつけています。
グリムゲルデはワーグナーの造った楽劇「ニーベルングの指輪」に登場するワルキューレの一人からつけられています。ヴァルキュリアフレームの機体はワルキューレ(ヴァルキュリア、バルキリー)から名前をつけるのが慣習になってるんでしょうか。
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